2014年05月16日

病気にならない15の食習慣 その8

聖路加国際病院理事長の日野原重明先生がお書きになった「病気にならない15の食習慣」という本をシリーズでご紹介します。
病気にならない15の食習慣 その8





きょうは、その8「食事を残せば病気にならない」をご紹介します。


まず、日野原先生の本を要約し、次に私のコメントを書かせていただきます。




日野原)

つい過食したり、いくら食べても満足感が得られないことはありませんか?
それは、心が満足していないからです。
心にも満足感を与える食べ方を研究してみましょう。


カウンターに座っての牛丼、コンビニ弁当を片手に帰途につく人など、たった一人で短時間のうちに食事を済ませる人は予想以上に多いのではないでしょうか。これでは食べ物を胃に押し込んだというだけで、心も体も満足していません。この食事環境を改善する必要があるでしょう。

本来、日本の家庭では、食事はゆっくりと会話を楽しみながらするものだったはずです。ことに夕食は家族団らんの場でした。忙しい父親も、できるだけ家族との夕飯に帰宅しようと努めました。晩酌も家庭で楽しんだものでした。

肥満や生活習慣病が増えてきたことと、団らんの崩壊とは、無関係ではないように思います。

心を満足させれば、食べ過ぎも改善されます。ことに、過食しがちな夕食は、家族で食卓を囲むようにしたいものです。一人暮らしの人は、できるだけ仲間や友人と食事をとることです。

会話を楽しみながらの食事なら、相手とペースを合わせようとしますから、自然と噛む回数も増え、満腹中枢も刺激されて、脳と心が満たされるのです。


人間が満腹と感じる量と、胃にとっての許容量には誤差があります。私たちは「もう、おなかいっぱい」などと、のんきにしていますが、胃は120%もの食べ物を送り込まれて青くなっています。

3000円の会費を払って、4000円分以上食べようとする人は、あまり長生きしないようですから、注意してください。




今西)


肥満の人に多い食べ方として、「早食い」「噛まない」が有名です。

私たちは満腹になって食事を終えると幸せであり、昔から言われている腹八分目は、なかなかできません。

ちゃんと満腹を感じて、しかも適量で食事を終わらせるコツが、今回の日野原先生のメッセージです。

ゆっくり良く噛んで食べることなのです。

ひとくち30回噛みましょう。これは練習が必要です。





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今西康次 南部徳洲会病院小児科部長、中部徳洲会病院ダイエット外来
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Posted by ダイエット外来の実践ノート 糖質制限実践マニュアル at 15:12│Comments(0)健康ダイエット食事療法
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