2013年06月04日
LDL-C悪玉コレステロールは悪か?

ゲーリー・トーベス著「ヒトはなぜ太るのか?そしてどうればよいか?」から引用してコメントしています。
内容はかなり専門的になりますが、読む価値のある本です。
コレステロールに関する話題もとても重要なテーマです。
1回では書ききれないので、なんかいかに分けて紹介します。
コレステロールのことは、分かっていないこともとても多いし、誤解も多いのが実情です。
すべて解明されているというのは大きな間違いで、わからないことだらけというのが実際だと思います。
というのは、コレステロールに関する考え方は、常に変化しているからです。
昔は、T-cho(総コレステロール)の値が議論になりました。
後に、HDL-C(俗に善玉コレステロール)やLDL-C(悪玉コレステロール)の研究が進み、
LDL-Cが悪いだの、HDL-Cが良いだの議論され、
その結果として、T-choの値そのものはさほど意味を持たなくなり
さらにLDL-Cの詳細が検討されて、小さくて密度の高いLDL-Cが悪いんだという方向に進んでいます。
あと10年したら、またちがう議論になっているであろうことは用意に予想されます。
本当は、トーベスのほんから一部引用してコメントするつもりだったのですが、
時間不足でまとめきれませんでした。
はっきりしていることは、コレステロールの議論はまだ研究途上にあるということと、
今日の常識はあすの非常識になりえるくらい不透明であろうことです。
すいません、まったくまとめることができなかった。
糖質制限はダイエットや糖尿病だけでなく、健康な人がより健康に生きるために必要な知恵です。
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中部徳洲会病院ダイエット外来医師 今西康次
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