2014年05月14日

病気にならない15の食習慣 その7

聖路加国際病院理事長の日野原重明先生がお書きになった「病気にならない15の食習慣」という本をシリーズでご紹介します。
病気にならない15の食習慣 その7





きょうは、その7「植物油が若さと美肌のもと」をご紹介します。


まず、日野原先生の本を要約し、次に私のコメントを書かせていただきます。




日野原)

私の肌は年のわりにはシミも少なければ、皮膚は柔らかいままで、ときに握手した相手を驚かせたりもします。どうやら、30年以上飲み続けているオリーブ油に秘密があるようです。

私は毎朝、野菜や果物のジュースに、茶さじ1杯、約4グラムのオリーブ油を入れて飲むという習慣を30年以上も続けています。

この食習慣を始めたのは、高めのコレステロール値がきっかけで、当時は良い薬がなく、あっても副作用が心配で手を出さなかったでしょう。食事の見直しが理想的だと考え、オリーブ油に行き当たったのです。

高コレステロール値が、動脈硬化や心筋梗塞、狭心症等を誘発する可能性が高いのです。オリーブ油やごま油、しそ油など、植物から絞り出した油には、善玉コレステロールはそのままに、悪玉だけを減らす効果があると聞いていましたから、オリーブ油を飲むことを食生活に取り入れることにしました。良質なエキストラバージンオイルを選ぶことが大切です。

オリーブ油を飲む習慣は、つややかでシミの少ない肌という思いがけない効果をもたらしてくれました。

医師の立場から、あえてアドバイスするのですが、医師や薬に頼りすぎないということも大切ではないかと思います。

すぐに薬で解決しようとするのではなく、まず、日常生活から見直し、改善点を見つけるべきだと思います。





今西)

このblogでも何度か話題にしている油がテーマです。

日野原先生は、オリーブオイルを毎日スプーン1杯飲んでおられるとのこと、肌がつやつやでシミが少ないと。
油としては、オリーブ油、ごま油、しそ油が良いとのことです。

植物油にも様々な原料があります。
そして、良い悪いの意見も研究者によって様々です。

一番売れているのは、キャノーラ油で、キャノーラ種という菜種油ですが、この油に関しては否定的な意見が多く、私も使わない方が良いと考えています。毒性とトランス脂肪酸問題があります。

ごま油、しそ油については私の知る限り、みなさん肯定的です。

オリーブ油は大多数の研究者が肯定的ですが、一部の研究者が発がん作用を指摘しており、悩ましい限りです。
日常的に使用する油としてはエキストラバージンオリーブオイルが良いだろうと私は考えています。


一方で、動物性油脂が昨今見直されています。
牛脂、ラードなどです。
動物性油脂には飽和脂肪酸が多くふくまれ、一時期、飽和脂肪酸が良くないという意見が主流を占めていたのですが、最近では流れは変わって、飽和脂肪酸を推奨する意見も少なくありません。私も、何ら気にすることなく食べて良いと考えています。


大切なことは、油の摂取をケチらないことです。
良質な油は健康維持に大切です。
「油でコレステロールが悪化する」、「油で太る」、このような考えは間違いです。




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今西康次 南部徳洲会病院小児科部長、中部徳洲会病院ダイエット外来
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Posted by ダイエット外来の実践ノート 糖質制限実践マニュアル at 10:55│Comments(0)健康ダイエット食事療法
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