2014年02月07日

病気にならない15の食習慣 その6

聖路加国際病院理事長の日野原重明先生がお書きになった「病気にならない15の食習慣」という本をシリーズでご紹介します。
病気にならない15の食習慣 その6





きょうは、その6「間食には果物を食べましょう」をご紹介します。


まず、日野原先生の本を要約し、次に私のコメントを書かせていただきます。




日野原)

私はアルコールに弱く少量で真っ赤になりますが、パーティー会場などでみなさんが和やかに談笑されていたり、打ち解けあった様子を目にすると、お酒の効用は大きいと思います。

返事に困るのがどの程度まで飲んでも大丈夫かという質問です。強い弱いがあるので、本人の間隔に任せるというのが正直な答えです。一般的には、日本酒なら2合まで、ウィスキーならダブルで2杯までには抑えたいものです。

必要な栄養素は食事で摂取するというのが理想的で、できれば観測しないほうがいいというのが私の意見です。私は非常にもののない時代に育ちましたから、おやつとか間食という発想はありません。ですから、自分のこどもに対しても、おやつを与えた記憶はないのですが、ただ、成長期にはカルシウムが必要と、牛乳だけはたっぷり飲ませました。

今、私がおやつとして進めるならば、果物ということになるでしょう。お菓子類は、どんなに品質の良いものを選んでも、脂肪分のとりすぎや、塩分のとりすぎが心配ですし、添加物としてどのようなものが使われているかも気になるところです。果物ならビタミンが豊富です。

このほか、間食で心がけたいことは、できるだけ砂糖の量を少なくすることです。




今西)

お酒は百薬の長という言葉があるように、適量はよいとされています。よく健診で肝酵素(GOT,GPT,γーGTP)の値が高いと、「脂肪肝か飲みすぎによるアルコール性肝障害ですよ」などと説教されることが多いのですが、実際はアルコールの影響というよりも糖質が多いことが原因であることが多いようです。その証拠に、酒の量を変えなくても糖質を減らすと改善する人が大半です。

果物には果糖という糖が多く含まれているのですが、天然の果物に含まれる果糖と、お菓子類に人工的に加えられる精製された果糖とでは影響が全く違うようです。コーンシロップなどの生成された果糖が良くないことがわかってきました。アメリカの糖尿病のガイドラインでは、精製された果糖を避けるように勧告されています。

果物にも果糖を始め糖質が多く含まれていますので、たくさん食べることは血糖値の上昇や肥満の原因となります。とはいえ、果物は季節感を楽しむ重要な食品ですから、適度に味わい楽しむことをお勧めします。肥満や糖尿病の対策が必要な人は、果物半分(たとえばリンゴなら1個の半分)くらいが適量とお考えください。



さあ、糖質を減らして、肉・卵・チーズ(MEC:MeatEggCheese)を食べましょう!!




今西康次 南部徳洲会病院小児科部長、中部徳洲会病院ダイエット外来
「記入式ダイエット外来の減量ノート 糖質制限実践マニュアル」
http://www.amazon.co.jp/dp/4480878645



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Posted by ダイエット外来の実践ノート 糖質制限実践マニュアル at 11:03│Comments(0)健康ダイエット食事療法暮し生活
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