2013年06月15日

モデルの道端カレンさんのコメント

モデルの道端カレンさんのコメント6月13日発売のTarzanのタイトルは「糖質制限vsカロリー制限」。


Tarzanの特集に関する、コメント第3弾。



今回の特集のうち、4人のコメンテーターについて順に触れてみようと思う。


コメンテーターは、トレーナー、モデル、管理栄養士、フードコーディネータの4名。
みなさんTarzanにはお馴染み方らしい。
昨日は、トレーナー坂詰慎二さんのコメントを斬った。




本日はお二人目、モデルの道端カレンさんのコメントに注目してみる。



道端さんには、糖質制限で見事に痩せた友達がいて、糖質制限の効果は理解しているようだ。

しかし、「すべての糖質を制限するやり方には疑問だ」と。
もっともな疑問だと思う。


ここで問題となるのは、いつまでどれだけ制限するかだ。


バイブルであるAtkinsの方法は、最初の2ヶ月は炭水化物を20g/dayに抑える。
そして徐々に増やしていくのだ。全体を4つのフェーズに分けている。
決してすべての糖質を無期限に制限するわけではない。
さらにいうと、糖質(炭水化物)は野菜など多くの食品に含まれているので、
糖質制限とはいうものの、そう簡単に制限できるものではない。



「野菜やフルーツから糖質を摂取するのはいいと思います」
なぜ?理由の説明がないな。


好意的に解釈するなら、ビタミンAやC、食物繊維が多いことかな?
糖質そのものはどの食品から摂取しても大差ないが、
一緒に吸収できる栄養素は様々だからね。
あとは季節感を味わえるかな。



「朝は排泄の時間、昼は消化吸収の時間、夜は細胞再生の時間」
なんて記述を読むと、私はヒェ~と声を上げたくなるのだが、
案外、こういうのってウンウン頷く人が多いのかもしれない。


「朝は排泄の時間だから、繊維質や水分が多い素材を選んで食べる」
食べてすぐに排泄に繋がるわけじゃないでしょ。
科学的じゃないね。水分は大事だろうな。

細胞再生だって夜の仕事じゃないよ。
一日中体の中で起こっているよ。


真剣に考えれば考えるほど、根拠のない発言に腹が立ってくるな。


「寝る前3時間に食事をしないこと、夜の糖質を抜くことで痩せやすい」
というのは正しいと思うが、説明されている理由は疑問だな。
コルチゾールが本当に関係するのかな?
コルチゾールを持ち出すまでもなく、糖質を減らせば肝臓のグリコーゲンや
体脂肪が分解されるのはアタリマエのことだ。


「トライアスロンをやっているので練習中はゼリータイプのとうしつで栄養補給をしています」
と積極的に糖質を摂取する時がある。
スポーツの運動量に応じて糖質を摂取するのはもちろん必要だと思います。
スポーツ前に摂取するのが良いと思います。
スポーツ後はタンパク質を取るのが良いと、スポーツ栄養学の鈴木正成先生もおっしゃってますからね。


締めくくりの「糖質をどう賢く使っていくかを理解できれば、糖質制限はうまくいくと思います」として糖質制限に理解ある発言をしているのは、ご自身からの経験からなのでしょう。



細かな理論は疑問符がたくさん点灯するが、ご自身の経験から糖質制限の良さを理解されているのが良かったですね。モデルという仕事柄、体の管理の難しさをわかっておられるご本人の発言なので、耳を傾ける価値有りと思います。





「ダイエット外来の減量ノート」 は糖質制限の実践書です。

最初は厳しく、そして体重をキープしつつ普通の食事にもどしていくためのマニュアルです。


http://www.amazon.co.jp/dp/4480878645
http://books.rakuten.co.jp/item/12234667/
中部徳洲会病院ダイエット外来医師 今西康次


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Posted by ダイエット外来の実践ノート 糖質制限実践マニュアル at 10:52│Comments(0)スポーツ健康美容ダイエット食事療法暮し生活
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