元気なんだけど、おなかまわりが....

ダイエット外来の実践ノート 糖質制限実践マニュアル

2013年03月30日 16:03

静岡からの帰りの機内でのこと。

私の隣には60代後半と思われるご夫婦がお座りになっていました。
ご主人は足が悪いのか、杖をお使いです。
奥様は健康そのものですが、BMI推定30オーバーのやや立派な体格をなさっています。
ジーンズがお似合いでした。

離陸後のドリンクサービスではお茶を注文し、ついでに機内販売の『いわてまり』という岩手名物のクッキーをご注文になりました。
一つはご主人に、残りは奥様がペロリ

しばらくして、カバンをゴソゴソ。
芋ケンピの大きな袋が登場。幾つか取り出してはポリポリ。

健康でハツラツとした印象ですので、普段は何かしら運動もなさっておられるのでしょう。
でも、お菓子はやめられないんですよ、きっと。

ダイエット外来でお話する患者さんにもこのタイプはとても多いです。
健康で運動はしているものの、お菓子を中心に糖質を過剰に摂るため肥満を脱することができないのです。

美味しいお菓子が溢れています。
ついついつまんでしまいます。
この現象って中毒症状だと考えるのが妥当だと思いませんか?

以前より糖質中毒の考えが提唱されています。
まだコンセンサスを得た考えではありませんが、肥満の方と接していると賛同せずにはいられませんし、中毒治療の考え方に準じて指導すると、おやつから解放される方が少なくありません。

ダイエットの基本は過剰な糖質摂取を如何にして減らすか、その指導技術にかかっていると考えます。
単におやつを控えなさいだけでは厳しいでしょうね。
モチベーションを持ち続けるための戦略が必要になります。
この中に戦略がちりばめてあります。
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