ダイエット外来の患者さんのために書いた副読本です。
モチベーション維持に有効なノート機能。
ダイエットのコツを簡潔にまとめたテキスト&ノート。
生活習慣病対策にも効果的。
医師向けの情報誌にメディカルトリビューン誌というのがあります。
昨年の12月にアメリカのデューク大学生活習慣医学クリニックの研究者へのインタビュー記事がありました。
所長のWestman准教授はこのクリニックの所長で、アメリカ肥満学会議の会長。
もう一人のYancy准教授は、アメリカ糖尿病学会のガイドライン改定委員をつとめている。
デューク大学の生活習慣医学クリニックは積極的に糖質制限を勧めていることで有名。
記事には、現在の医学の常識とは反対の見解が多く見られるのが注目すべき点である。
詳細は添付の記事をお読みいただくとして、そのおもだった項目を紹介しておこう。
Westman: 飽和脂肪酸を避けるべきだとはおもっていない
Yancy: かつて、脂肪に害があるとする考えが提唱されましたが、冠動脈死亡リスクと飽和脂肪の関連には、ほかにも多くの要因が交絡していることは歴然としており、脂肪に害があると言うことを信じる研究者は少なくなっている。
Westman: 地中海食、野菜、ナッツ類は心血管疾患のリスクを低下させる一方、トランス脂肪酸と高GI食品はリスクを上昇させることが示された。
Westman: 炭水化物を減らし、飽和脂肪酸摂取を増加することもよいだろうと思う。
Westman: 飽和脂肪酸は善玉コレステロールであるHDLコレステロールを増加させる。
Westman: 卵には飽和脂肪酸が含まれており、HDLを増加させる。卵を制限する必要はないと考えている。
Yancy: 「高脂肪食」が肥満を招くとする研究があるが、その食事は高脂肪であると同時に高炭水化物でもある。
Westman: 食事の炭水化物が20%もあれば分泌されたインスリンが肥満を引き起こすのに十分な量です。
最後の食事の炭水化物が20%でも多いというのは、厳しい意見だと思いました。
1800kcalの食事で20%は360kcal。
360kcalは糖質では90gとなります。
私は糖質制限の目標を100~150gと指導してきましたが、もっと厳しくする必要がありそうですね。
この記事は
こちらからご覧いただけます。
http://yahoo.jp/box/CpdA68
生活習慣を改善するためには、正しい知識と道しるべが必要です。
私の本は簡潔に必要な情報だけを解説しています。だから読みやすいですよ。
「記入式 ダイエット外来の減量ノート 糖質制限実践マニュアル」はジュンク堂書店や宮脇書店、もしくは以下のネット販売でどうぞ。
http://www.amazon.co.jp/dp/4480878645
http://books.rakuten.co.jp/item/12234667/